|
|
||
|
おなかいっぱいのおはなし
あるところににんげんのおんなのこがいました にんげんのおんなのこはいつもおなかがいっぱいでした おなかがすくまえにいつもおかしをたべているからです いちばんすきなのはいちごのケーキです
あるひにんげんのおんなのこは たべるのをやめました こんどはじぶんがだれかにたべられる番だとおもったからです
にんげんのおんなのこはあるきだしました
「おなかがすいているのはだあれ」
もりのなかをあるきました
「わたしをたべてくれるのはだあれ」
やまをのぼり、くだりました
「わたしはとてもおいしいよ」
にんげんのおんなのこはさばくにつきました さばくにはひとりぼっちのオオカミがいました おおかみはながいことなにもたべていなかったので おなかがぺこぺこでした オオカミがたべものをさがしてあるいていると むこうからやってくるにんげんのおんなのこをみつけました おんなのこもオオカミをみつけました おんなのこはオオカミにたずねました
「オオカミさん、あなたのおなかはすいている?」
「うん、とてもすいているよ」
「それならわたしをたべてちょうだい」
「いいの?」
「うん、いいよ」
にんげんのおんなのこはすなのうえによこになりました オオカミはにんげんのおんなのこをたべはじめました
にんげんのおんなのこはあまいあじがしました それはきっとにんげんのおんなのこが いつもおかしをたべていたからでしょう オオカミはゆっくりとていねいにおんなのこをたべました ひとかけらものこさずにきれいにたべました
オオカミはおなかいっぱいになりました そしてオオカミはいつものように ひとりぼっちでねむりました
おしまい
|
||
|
|